明治の初期に有田焼の名工とうたわれた年木庵 喜三のイギリスからの里帰り品です。 技術の全てをカップとソーサーの造形と絵付に表現し、さらにダミに金彩をふんだんに使用して、芸術的な作品になっています。 龍の子どもがかわいいです。 底に喜三の銘と金の蘭のマークが入っています。 喜三本人の作品は短期間しか作られなかたので、あまり現存していなく、今まで確認した中で、コーヒーカップとして、一番の出来と思われます。 想像ですが、ヨーロッパで博覧会が開催された時に持ち込まれたものではないかと思っています。 美術館に収蔵されるレベルの作品です。 ３０数年間、この作品が唯一品です。同レベルのものが現れる可能性は大変低いです。 寸法 皿 縦幅 約１５cm 横幅 約１２cm 高さ 約２.５cm カップ 約７.３cm 高さ 約５.８cm