定番のバルトリーニです。どのポジションでもまるで安全装置のように追従してくる中低域が(特にフレットレスにおいては)音が細くならずにアンサンブル中のベースとしてブレない立ち位置を与えてくれるピックアップです。今となっては、もはやオールドスクールといっても良いのかもしれません。 こちらは表面の“bartolini”の文字が擦り減ったルックスから見て分かる通り、古いベース(Fender Japan JVシリアル前期のJBフレットレス)に古くから載せられて使われていたものです。ネジ山が潰れて錆びていた状態だったことから年代から考えて恐らく25年以上は弾かれた、充分すぎるほどのエイジングが済んだピックアップ(画像：4)となっています。個人的な比較ですが、現行品よりもハイミドル〜ハイがよく鳴るように感じましたので、もしかすると9Sよりも明るめの9ST(ブライター)かも知れません。くたびれた見た目に反して元気な出音です。 ネガティブに見ると擦り減ったピックアップですが、ポジティブに見てレリックパーツ(個人的には擦り減リーニと呼びたいほど味わい深い…)として、いかがでしょうか。フレットレスのピックアップといえば、一部界隈では“Seymour Duncan｜Weather Report Set”が新しく定番となり、私自身も一時期載せて弾いていましたが、ブビブビしたハイ(それが売りで魅力でもあります)に馴染めず、バルトリーニに戻ってきました。今ではどちらのピックアップもコロナ禍による国内在庫僅少、値上がりにより手に入りにくくなってきているようです。取り外して置いておいたのですが、フレットレス自体を手放したため出品致します。音出し確認済み。 ただ何をどう言ってもやはり品です。お安く、全国どこでも送料無料でお出ししますのでノークレームノーリターンでお願いします。 【ワイヤーの長さ】フロント・リアともに約25cm 商品情報 カテゴリ 楽器 › ベース › パーツ